バレーボールの北京五輪女子世界最終予選兼アジア予選で連勝スタートを切った日本は20日、昨季のVリーグ得点王エレーナ・パブロワ(29)=久光製薬=を擁するカザフスタンと対戦する。
リベロ佐野優子(28)=同=は19日、チームメートでもあるパブロワの弱点として精神面を指摘。
スパイクを拾いまくり、相手が自滅する形に追い込む。
昨日の友は今日の敵。
この日、都内の体育館で1時間半の練習を行った全日本。
練習前に柳本晶一監督(56)が約20分間にわたって訓示を行うなど熱が入る中、佐野はカザフスタンのパブロワ主将に警戒心を強めた。
「すごく波のある選手だけど、乗せてしまったら大変。こちらが粘って、相手の集中力を切れさせる試合をしたい」
06年世界選手権での活躍が認められ、昨季から久光製薬へ加入したパブロワは、スパイクの最高到達点3メートル15の高さを武器に692得点で得点王に輝いた。
佐野はVリーグでリベロとして後方からその破壊力をみてきたが、外国人対策は誰よりも実戦で経験してきた。
アテネ五輪世界最終予選兼アジア予選では、大会直前の代表合宿で最終メンバーから外れ、涙を流した。
裏方として2大会ぶりの五輪出場を見届けた後、フランスに渡りRCカンヌで2年間プレー。
欧州チャンピオンズリーグ準優勝に貢献しベストリベロ賞に輝いた。
06年に久光製薬へ移籍し全日本にも復帰。レギュラーの座を勝ち取った。
カザフスタンの世界ランキングは16位で、同8位の日本より格が下だが、18日のプエルトリコ戦で声をからした柳本監督はこの日、報道陣に無言を貫いた。
連勝発進も指揮官に疲労がたまっていることは事実。
1メートル59の小さな守護神・佐野がパブロワを黙らせ、柳本ジャパンを3連勝へ導く。
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